ハウスメーカーは全国的に展開している規模の大きな企業を指して言うことが多いです。
住宅を商品としてブランド化・規格化し、ユーザーはニーズに応じてその住宅をカスタマイズして購入するというスタイルを基本としています。
工務店と呼ばれるのは一般的に地域密着型の企業が多く、戸建住宅の設計と建築を請け負う専門業者というイメージです。
ユーザーから注文を請け負って外観デザインや間取りを決めるため、基本的に仕様に制限はありません。
大手ハウスメーカーが安心と思われている方が多いと思いますが、何年か前に富士ハウスが倒産したのを覚えていますか?
あの時は大変な目にあわれたお施主さんが沢山いました。
(破産手続き開始時点で未完成だった富士ハウスの着工済み物件は728棟。ほかに契約済みの未着工物件が806件ありました。)
ハウスメーカーの倒産にて地元で困っているお施主さんの相談に乗らせて頂いたり、お手伝いもさせて頂きました。
大手ハウスメーカーだからとは言え全く安心だとは言えない世の中になっています。
住宅は高額な買い物ですので十分に吟味して建築業者を選んで下さい。
ハウスメーカー・工務店の違いは?
住宅建築において最初に疑問に思いがちなのは、工務店とハウスメーカーの違いについてでしょう。 工務店は地域に密着する地元企業のイメージが強く、職人が家を造っている想像をする人が少なくないです。 実際のところ、多くの工務店はイメージに近いといえますが、現在は多様化していて必ずしもそうとは限らないです。 ハウスメーカーは全国で営業を展開していたり、モデルハウスを設置して営業を行っている傾向があります。 この点が工務店とハウスメーカーの大きな違いで、規模感の差にも結びついています。 工務店は活動の範囲が限られていて、特定の地域やエリアに集中して営業を行っているのが共通点です。ハウスメーカー
ハウスメーカーは全国的に展開している規模の大きな企業を指して言うことが多いです。 住宅を商品としてブランド化・規格化し、ユーザーはニーズに応じてその住宅をカスタマイズして購入するというスタイルを基本としています。ハウスメーカーとは?
独自のブランドを全国規模で展開しているような大きな会社を指します。 全国に支社や支店があり、対応エリアが広いです。 仕様や規格が統一化されているので工期が短くスムーズに進み、商品やサービスも一定の品質が保たれているため安心感も高いです。 安定した経営基盤でアフターフォローも充実し、完成後の長いお付き合いも安心でしょう。 住宅展示場が完備されていてモデルハウスで実際の家を見学することができるのもうれしいポイントです。ハウスメーカーのメリット
テレビCMや新聞、雑誌やWEB等の広告、住宅展示場、モデルハウスなど大規模で多岐にわたるPR活動で高い知名度やブランド力があります。 ハウスメーカーの注文住宅は、オーナー様のライフスタイルに合わせて様々なプラン、シリーズを企画、開発しています。- 施工品質が安定し、耐震性や省エネ対策などの基本性能が確保されている
- 提携会社とのネットワークで土地探しや資金計画の相談もできる
- カタログやモデルハウスで、外観・インテリアのイメージがつかみやすい
- 規格化、システム化が進んでいて設計・工事期間が比較的短くてすむ
- 保証・アフターサービスの内容が明確
ハウスメーカーのデメリット
ハウスメーカーのデメリットは融通が利かず自由度が制限されることです。 デザインも最初から決まっているので、納得できなければそもそも選べませんし、自分好みに変えてもらうのはもっと非現実的です。- どんな家づくりの夢や希望を持つ方に対しても、自社で扱っている商品以外に売ることはできない。
- プラン、仕様など【自由設計】でお願いしても、いろいろな規制があって思ったほど自由な設計にはならない。
- 多額の広告宣伝費用をはじめ、展示場経費、人件費などのコストがかかることから、一般的に工務店と比較すると価格が高め。
- 工事内容別に【一式見積もり】が多く、詳細内訳が不明瞭。
- 契約までは標準仕様、契約後に詳細打ち合わせを実施することからあとから追加で費用がかかる。
- 担当(営業、設計、工事)がそれぞれ分担制なので、すべての要望が【引き継ぎ】となってしまう。
ハウスメーカーが合う方
注文住宅を建てるときは、まず会社選びに始まり、施工会社を決めてからもプラン詳細の決定、工事の進捗確認、諸手続きなどで多くの時間を割く必要があります。 夫婦共働きなどで家族の誰も家づくりの打ち合わせに時間をかけられない場合は、できるだけ担当者にお任せで進めることができるハウスメーカーがおすすめです。 デザインや設備、間取りの組み合わせは数限りなくあります。 どれも良さそうで決められない、あるいは基準を満たしているなら問題ないという場合には、ハウスメーカーのニーズごとに設けられたプランから選ぶと良いでしょう。工務店
工務店の特徴は、ハウスメーカーよりも規模が小さく、営業エリアも小さめで地域密着型の傾向です。 設計や内装の選択などの幅が広く、割と自由に家造りができるので、拘りの家を形にしたい人に向いています。工務店とは?
工務店とは、地域密着の大工・職人集団で、年間数棟~数十棟の規模で活動しています。 形態は規模によって様々ですが「商品」という概念を持たず、施主との対話によって一棟一棟オーダーメイドの家づくりをしている会社が多いようです。 工務店で家を建てる場合、ハウスメーカーよりも低料金となることがほとんどです。 これは、直接地元の職人を組織できること、広告宣伝費をあまりかけていないことなどが理由です。工務店のメリット
工務店で家を建てる場合、ハウスメーカーよりも低料金となることがほとんどです。 これは、直接地元の職人を組織できること、広告宣伝費をあまりかけていないことなどが理由です。- 最初の窓口から引渡し、アフターサービスまで、ひとりの担当者(主に社長)がつきます。 したがって、大きなトラブルは少なく気軽にコミュニケーションできます。
- 構造・工法・仕様等にこだわりはありますが、ハウスメーカーと比較すると施工上の制約は多くありません。よって、家づくりの要望が叶うことは多いです。
- 一般的に、見積書の内容は詳細、かつ明瞭です。いわゆる【標準仕様】は多くないため、オプションはほとんどありません。契約後の追加請求が少なくなります。
- 広告宣伝費用、販売促進費用に多額の経費をかけないことから、ハウスメーカーと比較すると、同仕様でも価格が安くなる傾向があります。
工務店のデメリット
工務店によって大工さんの腕が違いますので、少なからず住宅の品質にも差が出てきます。- 大半の工務店は、大手ハウスメーカーと比較して会社規模が小さいことから、施工できる範囲が限られ、かつ、頼りなく感じる場合があります。
- 大半の工務店は、展示場やショールームなどありません。ハウスメーカーとの家づくりと比較して具体的な家のイメージがつかみにくくなります。
- 流行のデザイン、最新の仕様設備などについて、知識や提案力がない工務店もあります。
- 展示場やショールームがないことから、住宅設備などの選定にあたっては自分たちでショールームなどをまわらなければなりません。
- 施工技術レベルは、工務店によって大きく異なります。
- アフターサービスが体系化されていない工務店もあることから、ハウスメーカーと比較すると長期保証が受けられない工務店もあります。