「デザイナーズマンション」「デザイナーズ住宅」といった言葉は聞いたことがあると思います。
ただ、
明確な定義があるわけではなく、おしゃれなもの、デザインにこだわったものを指しているだけの場合もあるので注意が必要です。
デザイン性が高くおしゃれな雰囲気に仕上がるため、「人と同じものはいや」「個性的な家にしたい」という人に向いています。
浜松でデザイン住宅を建てるには?
デザイナー、建築家、建築設計事務所、工務店、ハウスメーカー… 家づくりを扱っている業者が世間には溢れています。
「注文住宅にしよう!」と決心しても、どの業者にお願いするか悩んで足踏みをしてしまう方も多いのではないでしょうか?
デザイン住宅とは?
デザイン住宅とは、有名な建築家や建築事務所が設計したモダンでデザイン性の高い住宅といったイメージがあるかと思います。
人それぞれでいろいろなイメージのあるデザイン住宅ですが、実はデザイン住宅という言葉には明確な定義はありません。
ハウスメーカーや工務店の中には、デザイナーズ住宅というおしゃれな響きを使用して、外壁やクロス、住宅設備をすこしおしゃれに造ったモデルハウスや建売住宅をデザイナーズ住宅といって売り出すこともあるようです。
定義のないデザイナーズ住宅という言葉ですが、建築士や建築家に設計を依頼してつくるような住宅のことを指すことが多いようです。
ハウスメーカー
ハウスメーカーでは、住宅の規格があらかじめ決まっています。
管理された工場内で同一規格のパーツが量産されているので、品質に差が出にくいのが特徴です。
同じパーツを使った建物の形や印象は似てくるので、既存の物件を見て自宅の完成像をある程度想像することもできるでしょう。
また、お風呂やキッチンなどの設備もリストの中から選ぶことになるので、「悩んでしまって自分で一からは決められない」という人にはオススメです。
デザインにこだわった工務店
地域密着型の工務店は、間取りやデザインの希望が通りやすく、大手ハウスメーカーより価格が安いのが特徴です。
設計事務所のように特殊な設計までは実現できないかもしれませんが、住宅に使用する素材やインテリアなどの自由度は高いでしょう。
ポイントとなるのは、“設計力”の高い工務店を選ぶことです。設計力が高ければ完全な注文設計にも対応してもらえます。
さらに、現場監督の経験も豊富で、腕の良い職人も集まりやすいので、施工クオリティも上がります。
お客さまの口コミによる紹介も多い傾向にあり、アフターサービスや保証面も充実しています。
地域に密着した会社が多いので、良いところが見つかれば、お客様のメリットも高いでしょう。
設計事務所
設計事務所は、施主の要望に合わせた自由な設計をしてもらえるのが特徴です。
海辺のリゾート地などでよく目にする「全面ガラス張り」のリビングなどは、規格外であったり、構造的に難しいためハウスメーカーや工務店では対応することは少ないです。
設計事務所であれば実現することが可能です。
また、変形地や高低差のある土地など、作業が困難な場所への建設も請け負ってくれる可能性が高いです。
間取りやデザイン、素材などへのこだわりが強い場合や、技術的に他で対応してもらうのが難しい場合は、設計事務所へ依頼すると良いでしょう。
選ぶ事務所や建設する建物の規模、使用する素材、住宅の構造などによって金額が変わるので、予算については人によって開きが出てきます。
浜松のデザイン住宅の坪単価
デザイン住宅の特徴は、建築士や建築家と密に打ち合わせをしながら設計をしていくことにあります。
ハウスメーカーの企画住宅などでは、すでに設計された住宅に自分のライフスタイルを反映させていく必要があります。
デザイン住宅では自分のライフスタイルに合わせた住宅をつくることができます。
デザイン住宅では、建築家に設計料やデザイン料を支払うため建築費用は高くなる傾向にあります。
建築家に設計料やデザイン料として一般的には建築費用の10%前後と言われています。
2,500万円の住宅ですと250万円くらいのデザイン料を支払います。トータル2,750万円の建築費用が必要になります。
デザイン住宅を建てる注意点!
ハウスメーカーで建てる場合
ハウスメーカーではオプションなどは存在しますが、完全な注文設計は行なっていないことも多いため、施主がメーカーに合わせなければいけない部分が出てきます。
例えば、間取りや広さにも規格によって制限があり、「大きな吹き抜け空間」や「壁全面ガラス張りの大きな窓」といった希望は叶えられないケースがあるので注意が必要です。
また、ファッションアイテムと同様で、ブランド性が高いがゆえに価格も高い傾向にあります。
工務店で建てる場合
良い工務店様であれば、「規格化」とは違う「技術・スキル」により、お客様に安心の家をお届けできます。
ただ良くない工務店様であった場合には、全く持ってお勧めできません。
設計が適当、不適切な建材を選ぶ、施工の技術・スキルが不十分などの工務店様に依頼してしまった場合、最悪は「欠陥住宅」にあたってしまう恐れもございます。
工務店様の評価は一律にできない事、良い工務店様と悪い工務店様では雲泥の差がつくことをご理解いただいた上でしっかりとした目で選んでいただくことが重要になります。
設計事務所に依頼して建てる場合
依頼したいと思っても、設計事務所はハウスメーカーや工務店のように見かける機会が少ないと思います。
インターネットや専門誌などを見て探そうとしても、事務所の数が多すぎて比較に悩む人もいることでしょう。
そんな時には住宅に関する“相談所”などで確認してみてください。希望する住まいに応じた設計事務所の紹介などを受けることが可能です。
まとめ
一般的に、ハウスメーカーや設計事務所と比べてデザイン力が弱いというイメージを持たれがちな工務店。
価格的にハウスメーカーさんよりお値打ちで、家作りには熱心に取り組んでいるが、デザイン的に不細工で、設計が不得意。
施主の希望を形にする、という点では、自由度の高い設計が可能なのがデザイン工務店。加えて、設計事務所よりも品質に安定感があり、ハウスメーカーよりも柔軟。
ハウスメーカーと設計事務所のいいとこどりなのが、デザイン工務店だと言えます。
一生に一度の大切な買い物ですから、安心とこだわりを両立させるためには、デザイン性の高いデザイン工務店に建築を依頼するのが良いでしょう。
デザイン工務店がいちばんバランスがよく、安心して自由な住まいづくりができる、と思います。